家庭用脱毛器
家庭用脱毛器は近年、家庭用美容機器の中で大変な人気があります。
サロン脱毛や医療脱毛などを受けるかどうか悩んでいる人は家庭用脱毛器を使うことも視野に検討しているためです。サロン脱毛と比較して、圧倒的なコストメリット、人に見られる心配がないという安心感、自分の気になるところすべてをケアすることができる満足度の高さから、家庭用脱毛器を選択する人も多く、ぜひ取り扱いたいアイテムの一つといえます。
家庭用脱毛器は家電量販店や通販などで人気がありますが、実は脱毛サロンからの発売が続いているのも特徴です。
サロンでは扱っていない顔脱毛を自宅でやってもらうために販売したり、脱毛効果を早く手に入れるために、サロン+家庭を併用することを推奨するサロンもあります。また、全身脱毛終了後のお守りとしてお客様に販売するケースも多くみられます。脱毛メニューがない痩身やフェイシャルサロン、ネイルサロンなどでも販売されており、様々な業態での販売の可能性がある商品といえるでしょう。
そんな人気の家庭用脱毛器についてOEMの商品事例、おすすめのOEMメーカーをご紹介します。
家庭用脱毛器のOEM・オリジナル商品例
フラッシュ脱毛器(IPL)
フラッシュ脱毛はIPLという特殊な光を肌に照射することで、毛根にダメージを与えるトリートメントです。毛に含まれる黒いメラニン色素にだけ反応するため、肌にダメージが少ないことが特徴で、医療脱毛・サロン脱毛などでもよく用いられる方式です。レーザー脱毛などと比較して照射範囲が広く、痛みを感じにくいのが特徴です。一方で、黒いメラニン色素にだけ反応するため、白髪や産毛には効果が得られない場合があります。
フラッシュ脱毛器には様々な差別化ポイントがありますが、よく比較されるのは次のポイントです。
- 充電式かコード式か
- 照射回数が何万発か
- カートリッジ交換制か、交換不要モデルか
- 顔用アタッチメント、美肌フィルター等の付属品の有無
- 照射パワー(ジュール)
- 冷却機能の有無
市場価格が3万円前後~十数万円の商品まで幅広く存在しているため、価格重視で機能を最小限にするか、高機能モデルを作り高単価で販売していくかなど、慎重に商品開発の方向性を決めていく
家庭用脱毛器のOEM会社の選び方
家庭用脱毛器は医療機器ではないため、認可などを受ける必要性はありませんが、ほかの美容機器と比較して特に注意が必要なアイテムです。高出力を目指すと、日焼けした人の肌などでは火傷を起こすリスクがあるためです。このようなトラブルを避けるためにも、知識と経験が豊富なメーカーから供給を受ける必要があります。次に紹介するような会社に相談するか、過去に光脱毛器を開発した実績のある会社を複数社検討し、最終的に1社選ぶようにすると間違いないでしょう。
家庭用脱毛器のOEMメーカー一覧
- 株式会社シルキースタイル
- 株式会社ウィズ・アス
- 株式会社ジャパンギャルズ
- MADE BY YOU
- 株式会社アイビビッド
家庭用美顔器のOEMの流れ
1.打ち合わせ
最初に紹介したような差別化ポイントを参考に、どのような製品を開発したいのかをある程度明確にしてから打ち合わせに臨みましょう。メーカー側で対応できる場合とできない場合、異なるアプローチでの提案がある場合などがありますので、初回の打ち合わせで方向性を定めていきます。メーカーは商品開発のプロですので、思ってもいない提案がある場合がありますが、その時は耳を傾け聞き入れてみると、結果的によき商品が完成することもあります。よきメーカーと出会うことができたら、アドバイスを求めてみるのもおすすめです。まれに工場が見学できる場合もありますが、そのときには、ぜひ見学をさせてもらいましょう。製造現場を知ることでより商品の品質への信頼性が増します。
2.デザイン・仕様の決定
希望の仕様を伝えた後で、先方から実現可能性の高い商品の企画書やデザイン案などを提示してもらいます。ここでは次の試作を作る前段階での承認作業も含まれているため、慎重に協議して少しでも疑問がある場合にはこのタイミングで解消しておくようにしましょう。
3.試作を行う
試作品が完成したら、出力やスイッチ周りの操作性や取り回しの良さなどを、消費者の目線でしっかりと確認しましょう。光脱毛器は特に消費電力の大きい機械なので、全身に照射するなど、長時間の使用に耐えられるかなども注意点となります。
4.製品化・量産
試作品に問題がなければ量産に移ります。初期の量産試作にて不具合がないかなども確認する必要があります。メーカー側の品質管理体制をきちんと確認したうえで、不具合の少ない商品であるかを十分に確認しましょう。また、出荷前の検品・入荷時の検品などについても事前によく打ち合わせをおこなっておきましょう。