健康器具

健康器具のOEMはどんなものがあるか、商品の事例をご紹介します。また、それらに対応しているメーカーをピックアップしました。

健康器具のOEM・オリジナル商品例

  • ルームランナー
  • エアロバイク
  • クロストレーナー
  • マッサージ器各種

健康器具のOEMの会社の選び方

健康器具を製造する際に最も気を付けなければいけないのが、美容機器か、医療機器かというポイントです。
医療機器の場合には各種業許可が必要になるため、対応しているメーカーから仕入れるようにしましょう。また、美容機器と医療機器で広告表現の範囲が大きく変わってくるため注意が必要です。

年齢層が高い方にも使われる健康機器。メーカーを選ぶ際にはデザインなども重要ですが、品質の安定性などを重視してトラブルにならない商品開発を心がけましょう。メーカーを選定する際には過去の実績などを確認するとよいでしょう。

健康器具のOEMのメーカー一覧

  • テクニコ
  • アス・ウィッツ
  • 日光精器
  • アイビビッド
  • 伊藤超短波
  • メディカ ボーテ

健康器具のOEMロット数

通常最少ロットは3,000個程度のメーカーが多いですが、発注する製品の単価によっては数百個から発注できる場合もあります。直接メーカーに問い合わせして確認するようにしましょう。

健康器具のOEM費用目安

健康器具の市場価格は数千円から数十万円とかなり多岐にわたるため、商品の仕様によって大幅な差がありました。
自分が理想とする商品の仕様と価格をはじめに提示したうえで商品開発を進めるようにするとスムーズでしょう。

健康器具のOEMの流れ

打ち合わせ

ユーザーが希望する健康器具のデザインやコンセプトなどをヒアリングし、打ち合わせを行います。生産ロット数や納期なども、この時点で打ち合わせしておくとよいでしょう。OEMの流れや費用など、気になることがあれば打ち合わせの段階で確認しておきましょう。

企画の立案

ユーザーの要望をヒアリングし、それに基づいてコンセプトを計画します。そこから、製品の具体化に向かって、提案を行います。その際に、市場調査なども行い、ユーザーのニーズに応じた企画の立案を目指します。

設計

立案された企画をもとに、設計開発を行います。機能性・安全性・使いやすさ・デザイン性、すべてのバランスが取れた商品の設計を目指します。

試作品の製作

商品を生産する前に、試作品を作ります。試作段階では形状や安全性を確かめ、構造上の問題がないことを確認します。問題や変更点が使った場合、すぐに対応して納得のいく試作品ができるまで作り直します。

試作品が完成次第、薬事法の認証取得や電気用品安全法の認定取得を行います。

生産

試作品に納得できたら、いよいよ生産に取り掛かります。薬事法や電気用品安全法などに基づいた各種認証を取得し、製品を生産。品質管理の徹底した工場で、製造します。

出荷・納品

出荷検査を行い、合格した製品を出荷します。納品形態などは、相談の上、要望に応じて対応します。

市場から見る健康器具の需要について

セルフケア健康機器の市場規模は2200億円程度といわれており年々拡大し、堅調に推移しています。高齢化社会が進展する中、健康に対する関心や意識は引き続き高くなると見込まれることから、今後も安定的に推移すると考えられています。新技術として、脈拍や血圧、体温などの生体情報の測定を行うバイタルセンシングの技術が格段に進歩しており、この手法を用いた健康管理機器の多様化が今後急速に加速するものとみられています。

日本のセルフヘルスケア市場は5.7兆円規模

日本の健康・美容に関連する商品やサービスは、健康食品・サプリメント・OTC医薬品・フィットネス・マッサージ・エステなど、数多く存在します。全体の市場規模は5.7兆円といわれておりますが、このうち健康維持・増進が2兆円超、肌ケアが1.5兆円、栄養バランス・栄養補給が1.4兆円という構成になっています。

健康維持・増進に関連してお話ししますと、2020年に東京オリンピックが開催されたことを皮切りにスポーツ・運動全般のサービスや商品に注目が集まり、市場が活性化しています。50代~70代のレンジで特に健康維持・体力増進のためにスポーツ・健康用品を使って対処しているという人の割合が増えています。シニアを意識したフィットネスなどが今後も過熱していくでしょう。

オンラインにおける健康器具市場の成長はコロナ禍によりさらに加速しましたが、すでに終息を見せている現在、この好景気は永続的には続くものではありません。また、フィットネス器具は1度購入すれば、長期間使用することが一般的です。今後景気は縮小する可能性が高いです。一方で、これまで健康やトレーニングに興味がなかった潜在層からの興味を引き出すことができている今、新しい客層の獲得を行うことで新たなビジネスチャンスが生まれる可能性があります。

健康器具をOEM製造するメリットは?

OEMを委託することで、大型の健康器具を製造する設備を持つことなく自社ブランド商品の販売が可能になります。また、開発ノウハウが無くても商品を作ることが可能です。リソースはすべて商品企画や販売に投下できるほか、小ロットでの製造で在庫リスクを最小限にすることができることも大きなメリットでしょう。

OEM委託時に注意するべきことは?

一方で、OEMを委託する場合、自社で製造しないので製造に関するノウハウは蓄積されないことをあらかじめ理解しておく必要があります。また、製造での収入があげられない点も押さえておかなければなりません。また、常に委託先にノウハウが蓄積されてゆき、将来的に競合になってしまうリスクを抱えていることを認識しておきましょう。委託先のメーカーとうまく付き合うためにも、契約締結の際には慎重に要件について話し合いを行うことをお勧めいたします。

オンラインショップで人気の健康器具は?

  • エアロバイク
  • ステッパー
  • ぶら下がり健康器

ネット通販などで人気の商品3種類をご紹介いたします。

エアロバイク

エアロバイクは自宅で気軽に運動を楽しめるため、ダイエットや運動不足解消などに最適として人気があります。中には筋力アップや本格的なトレーニングができるモデルがあり、様々なタイプから選ぶことができるようになっています。
そもそもエアロバイクは、自転車をこぐような形で使用するフィットネスマシンで、室内で使うため、気軽に運動できるのが大きなメリットです。運動不足解消、ダイエットや筋トレをしたい方に大変人気があります。中には、シニアの方が使いやすいモデルなども発売されています。

エアロバイクにはいくつか種類があります。
アップライトタイプはスポーツジムでも多く導入されている最もポピュラーなタイプです。上半身を起こした状態で焦げるので、自転車に乗っているときのような体勢で使用することができ初心者の方からも人気があります。負荷が比較的軽いので長時間の有酸素運動をしたい方や、ダイエットを目的にされている方におすすめです。
スピンバイクタイプはロードバイクに乗るときのような前傾姿勢で使い、本格的な筋トレを目指している方に人気があるアイテムです。
リカンベントタイプやミニバイクタイプは負荷が少なく、シニアの方におすすめのタイプとなっております。

ステッパー

ステッパーは、別名足踏みマシンとも呼ばれておりその場で足踏みをするように動かすことで自宅で手軽に有酸素運動をすることができる人気のアイテムです。ツイストステッパー・サイドステッパー・ストレートステッパーなどの種類があり、求める効果に応じて使い分ける必要があります。運動初心者や足腰強化を目指す人にはストレートステッパー、脇腹トレーニングにはツイストステッパー、お尻や内ももを鍛えるにはサイドステッパーが人気です。

ぶら下がり健康器

ぶら下がり健康器とは、バーにぶら下がることで背中や腕、腹筋など、全身の筋肉を鍛えるのに使用する器具です。「懸垂バー」「懸垂マシン」「チンニングスタンド」とも呼ばれ、運動不足解消だけでなく、身体を伸ばすことでリフレッシュにもなるとして、注目を集めています。
ぶら下がり健康器はいつでも手軽にトレーニングを始められる点がメリットですが、選ぶ際にはチェックしたいポイントがあります。安定感と機能性に注目した選び方を紹介します。

ぶら下がり健康器はバーにつかまるだけのシンプルな製品から、バーベルをセットできたり、腕立て伏せに使えるプッシュアップバーが備わっていたりと多機能な製品もあります。豊富なトレーニングメニューに挑戦したい方は、さまざまな機能を搭載したマルチタイプを選ぶと便利です。

ぶら下がり健康器として最もスタンダードなタイプが、組み立て式のスタンドタイプです。骨組みや土台が頑丈で、安定感のある製品を選びましょう。一方、マルチタイプの場合、パーツが多く組み立てが難しいのがデメリットです。組み立て式のぶら下がり健康器は設置スペースを確保する必要があります。マルチタイプだとより大きなスペースが必要になります。

その点からすると、ドア枠取り付けタイプは、場所を取らずに使うときだけ設置できるのが大きなメリットです。名前のとおりドア枠に取り付けて使用するため、ドアのある場所がトレーニングスペースに早変わりします。注意点として、購入する前に、ドア枠の耐久性や、ドア枠の周りに器具を設置できるスペースがあるか確認しておきましょう。

ネットショップで人気の健康家電は?

  • 体温計
  • 体重計

健康家電ランキングを見ると、体温計や体重計がランキングの上位です。なかにはスマートフォンと連携できるタイプもあります。健康管理を考えた場合、体温計と体重計は選択肢として上位になるのは必然かもしれません。

ランキング上位の体重計は体組成計機能もあり便利です。体重計や体脂肪率、BMIや筋肉量、内臓脂肪や基礎代謝、体内年齢もわかります。老若男女関係なく、ダイエットを考えている方も知りたい情報ばかりです。

ネットショップで人気の健康家電は?

ネットショップで上位なのは、美容系マッサージ家電です。マッサージガンはコンパクトで持ち歩けますし、いつでも凝った部分にアプローチできます。マッサージ機器は気持ちよさと同時に、小顔のためのフェイスケアもできて、美容という面でメリットがあるのもポイントです。

近年では、マッサージシートも人気。本格的なマッサージチェアはスペースも必要ですし、価格も安くないのがネックです。その点、マッサージシートは簡易型とはいえ身体をほぐせます。スペースも取らないですし、お財布にもやさしいため人気が出るのも納得です。

健康器具のOEM発注は信頼できる会社に依頼しよう

健康器具には様々な種類があり、人気で需要があることがお分かりいただけたと思います。健康器具のOEMを検討する場合は、まずはしっかりとターゲットを絞り、どんな方に届けたい商品を作るのか、それに合わせてカテゴリを絞って商品開発を勧めましょう。作りたいものが決まったら、類似の製品を販売している会社を探し、OEMを受注しているか問い合わせしてみましょう。健康になりたくて購入する製品ですので、安全性にはくれぐれも注意しているメーカーを選びましょう。

ほかにも、美容機器のOEMメーカーや、選ぶ際の注意点などを紹介しているので、併せてチェックしてみてください。