業務用脱毛機
業務用脱毛機の種類や、おすすめのメーカー、OEMでオリジナル製品を製造する上での注意点などについてまとめています。
業務用脱毛機の種類
- SHR脱毛器
- LED脱毛器
- IPL脱毛器
業務用脱毛機の
OEM会社の選び方
エステで使用する業務用脱毛機の種類には、「SHR脱毛器」「LED脱毛器」「IPL脱毛器」といった種類があります。まずは、どの種類の脱毛機を導入したいのかを検討し、その機器に対応しているメーカーを探しましょう。
また、業務用脱毛機のOEM製造に関しては小ロットから対応しているメーカーが多いですが、希望するロット数について対応できそうなメーカーを選定するようにしましょう。
そして、医療機器との境があいまいになりがちな製品でもあるため、安全性やアフターフォローが充実しているかどうか、万が一の場合のトラブル対応などが万全かなども同時に確認しておくとよいでしょう。
業務用脱毛機の
OEMメーカー一覧
- シルキースタイル
- B-plus
- MADE BY YOU
- ウィズ・アス
- アイビビッド
- ピュアコード
- L.H.B
- シーメン
- モイセ
- NBS
業務用脱毛機の
OEMのロット数
業務用脱毛器をOEMにて制作する場合のロット数は、メーカーによって異なります。業務用脱毛器ということで1~2台といった小ロットから対応してくれるメーカーもありますので、必要な数に合わせて依頼するメーカーを検討すると良いでしょう。
業務用脱毛機の
OEM費用目安
およそ数十万円~数百万円/台
機能やフラッシュの照射回数などによっても価格の幅が大きいため、事前に予算のイメージを持っておき、複数の会社の間で比較検討する必要があります。
業務用脱毛機のOEMの流れ
1.業務用脱毛機メーカーに問い合わせ/打ち合わせ
まずはホームページから希望の種類の光脱毛機を扱っているメーカーに問い合わせをして、打ち合わせをセッティングしていただきます。打ち合わせの場では、どのような製品を希望するのか、どのような点で差別化していきたいのかといった要望を伝えます。メーカーは要望を汲み取った上で希望に合う機器を検討していくことになります。
2.デザイン・仕様の決定
打ち合わせで話し合った要望などをもとに、仕様や商品のデザインを提案してもらいます。この時に見積書の発行が行われるので、価格と生産ロットと希望の仕様が実現できているかなどを確認し、次の工程に進みます。
3.試作・量産
デザインや仕様が決定したら、試作品を作成します。デザイン変更のみの場合などは試作品がない場合もあります。デザインはもちろん出力などについて、ニーズにピッタリと合うように調整を行います。試作品の内容で合意し、製品を発注すると量産が開始します。
4.製品検査・納品
納品前に品質検査や検品などを行い、納品してもらいます。
市場から見た業務用脱毛機の需要について
今後の脱毛市場動向についてポイントは次の2つです。
男性とキッズのニーズが増加傾向
業務用の光脱毛機の需要は年々増加傾向であり、その大きな理由が新しいニーズの増加です。女性客にとって脱毛はもはや常識になっていますが、その感覚をもった母親世代が今度は自分のこども世代に脱毛を勧めるという動きが加速しています。
ある脱毛サロンで7~15歳の女性を対象としたキッズ需要に関する調査を行ったところ、2011年のオープンからの10年間で、新規顧客のうち7~15歳の女性が占める割合は55倍にものぼるという報告があります。こうしたキッズ需要の主要な年齢層は、小学校高学年にあたる10~12歳。脱毛部位は、夏場に目立ちやすくなる腕や足が多いようです。
また、美意識の高い男性の間では、ひげ脱毛だけではなく、全身脱毛などについても広がりを見せています。有名なサッカー選手やお笑い芸人の中アンダーヘアを脱毛しているという人も増えてきており、これからますますニーズが拡大していくとみられています。男性の脱毛への興味関心やニーズも若い世代に波及しており、医療脱毛を行っているクリニックが行った調査によれば、調査対象となった男子高校生の約8割が「体毛が気になる」と回答。ほかにも、都内を中心として無人経営の店舗にて自分で脱毛処置を行うセルフ脱毛店も増加しています。
上記のような傾向から、脱毛サロンに対する需要は、従来よりも大幅に低年齢化しており、さらに若い世代の男性からの需要も大幅に増えています。
美容医療がライバルに
脱毛市場の大きなライバルとして、美容医療脱毛がこの業界に続々と進出しています。そのため、脱毛サロンだけでなく、美容医療との競争に負けないために、他社と差別化できる脱毛機を選ぶ工夫が必要になってきます。例えば、予約が取れない(施術時間が長すぎる)といった問題を解消するために、最新の機器では施術の時間を圧倒的に短縮することに成功したものも多く、サロン側の回転率にも顧客の満足度にも貢献することができるようになっているようです。
業務用脱毛機を導入する上での注意点
「脱毛サロン」の場合医療機器は導入できない
脱毛サロンではさまざまな脱毛機が使用されていますが、医療レーザー機器に関しては導入することができません。
医療レーザー機器は脱毛サロンや個人用の脱毛機よりも強力なレーザーを使用しているので数回の施術で脱毛が可能です。そしてなにより、体毛の根幹部分である毛母細胞に影響を与え、”永久脱毛”という表現も可能という決定的なメリットがあります。しかし、この医療用レーザーを用いた施術は医療行為であるため、脱毛クリニックなどの医療機関と認定されている施設でしか使用ができません。万が一サロンで使用した場合は医師法違反に抵触する可能性があります。
つまり、脱毛サロンで用いる業務用脱毛機として医療用レーザー機器を導入することはできません。
導入する場合はコスパと安全性に注意
業務用脱毛機はさまざまな種類があり、品質やコスパもメーカーによりピンキリです。そのため、導入の際にはコストパフォーマンスと安全性をしっかり確認したうえで導入する必要があります。
一般的な脱毛機器であるフラッシュ脱毛器の場合、1ショット分のコストを確認しましょう。例えば、1ショット分のコストが0.1円の場合、2000発分のコストは200円となります。対して、1ショット2円の場合は、同じ2000発分のコストでも4000円と、非常に大きな差が出るのです。そのため、業務用脱毛機の導入の際には、1発分のショットにかかるコストを必ず確認しておきましょう。
安全性に関しては、かならず現物を見て操作を確認することが大切です。特に海外メーカーの製品の場合、日本語の説明書がない場合もあります。この場合、操作を確認するのに時間がかかってしまうもあるので注意しましょう。
機能面では、出力を変更できるかどうか、自動停止機能や安全装置はあるかなども確認しする必要があります。