ネイルサロン編

近年、ネイル市場は急速に拡大しており、日常的にネイルする人が多くなってきました。需要の高まりを受けてネイルサロンの数も増えてきているため、集客に苦戦している経営者の方も多くいらっしゃいます。「ネイルサロンの集客が上手くいかない」「これからネイルサロンをオープンしたいけど、どう集客したら良いのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

ここではネイルサロンの集客にオススメの方法を解説します。集客のポイントと注意点を紹介するので参考にしていただき、効果的な集客を実現してください。

ネイルサロンに限らず、あらゆる業種の店舗ビジネスにおいて、集客を行う上で一番初めに取り組むべきことは、ペルソナの設定です。どのようなお客様をターゲットにしたいかという理想のお客様の人物像をできる限り細かく設定することが重要です。その架空のお客様に対してどのようにサロンに足を運んでもらうか？という想像をしながら物事を進めることが何よりも重要です。

ペルソナの設定が終わったら、下記に紹介しておりますおすすめの集客方法を参考に実際に動き出してみましょう。

SNSはInstagram、TikTok、X(Twitter)などが代表的なツールです。

• Instagram
  画像がメインのSNSですので、得意とするネイルデザインや、お客様に施術した写真を投稿しましょう。技術のアピールをするのに最適です。
• TikTok
  ショート動画がメインのSNSで、非常に拡散力があります。マグネットネイルなどの動きがあるネイル施術の様子や、複雑なデザインが作られていく過程を1分前後の動画に編集して投稿することで、ネイルに興味のあるユーザーに拡散してもらうことができ、技術力のアピールにつながります。
• X(Twitter)
  Xは特にプロフィール欄が重要です。ホームページのURLやどこの地域のサロンなのかを一目でわかるように記載しましょう。投稿をリツイートによって拡散してもらうことにより集客につなげることができるため、リツイート割引などのキャンペーンを展開し、既顧客に拡散してもらうというのもとてもおすすめの方法です。

SNSのほかにもインターネットを活用した集客方法はたくさんあります。ここでは効果的な集客方法を3つ紹介します。

• Googleビジネスプロフィールの利用
  Googleマップで表示されるサロンの情報を更新することで、サロンの情報をわかりやすく発信することができます。特に、口コミ機能が付いているため、既顧客に対して口コミキャンペーンを実施するなどしてページの信頼性を高めることで集客をしやすくなります。
• ホームページの作成
  GoogleビジネスプロフィールにホームページのURLを貼ることができればさらに長文でサロンの説明をすることができます。WordPressなどを活用し、最小限のコストでホームページを作ることができますので、ネイルの料金や過去のデザインの画像などを豊富に掲載することで、来店した後のイメージが焼きやすくなり、さらに来店のハードルを下げることができるでしょう。
• ポータルサイトへの登録
  これから開業という方にとっては新規客をいかに迅速に獲得するかというところがポイントになるかと思いますが、ポータルサイトへ掲載することで、たくさんの顧客を獲得することができるようになります。ポータルサイトによってはない場合もありますが、多くの場合口コミ投稿機能があるため、投稿をためていくことでサロンの信頼性を高めていくことができます。コストはかかりますが、最初の立上げの際には活用してもよいかもしれません。

近年ではコストがかかるため敬遠されがちなオフラインツールですが、これだけは絶対にやったほうが良いおすすめのツールを厳選してご紹介します。

• 看板・のぼりの設置
  小さなスペースで、複数のテナントが入り込んでいるビルなどで出店されていることが多いネイルサロンですが、サロンの内観がどれだけ素敵でもビル自体に存在感がない場合にはネイルサロンがあることに気が付いてもらえないこともあります。サロンの雰囲気が伝わる看板やのぼりの設置は必須です。
• 紹介特典の活用
  自店を愛用してくださっているお客様は、いわば最も強いインフルエンサーです。家族・友人などに対してどこよりもお得なオファーを設定した紹介特典を用意することで、質の良い新規顧客を獲得することができるようになります。紹介してくれた既顧客に対しても必ず特典を用意するようにしましょう。

ネイルサロンに限らず、美容サロンのビジネスモデルではとにかくリピーターで7割以上を埋められるかが肝と言われています。リピートは新規顧客を獲得するよりもハードルが低いので、できることをコツコツとしていきましょう。

ホットペッパービューティーの調査では、お客様がリピートするかどうかを決める瞬間3選では、仕上がり確認後、カラーリングデザイン、来店直後のカウンセリングの3つだそうです。これらのタイミングで、次回の来店がおおよそ何日後に来るとベストな状態をキープできるかをうっすらと伝えていきます。そして、お会計時に次回の予約をいつにするか、という聞き方をすることで自然に次回予約を取りやすくなっていきます。

参考：ホットペッパービューティーアカデミーhttps://hba.beauty.hotpepper.jp/search/column/c_nail/32389/

初回の来店後に手書きでなにかアドバイスなどが添えられたサンキューレターが届くと、「また行って感謝を伝えよう」「行ってよかった」という気持ちになれます。サンキューレターは、来店直後の熱が冷めないうちに送ります。ただし、サンキューレターは、いい印象を残す程度のもので、直接リピートにつながるものではありません。過度に期待すると費用対効果が悪いと感じてしまうでしょう。感謝を伝え、接触回数を増やすためのツールとしてとらえましょう。

次回予約を取れなかったお客様には、サンキューレターを送った後、次のお手入れのタイミングに合わせてDMを送ると効果的。ハンドエステなど、何かサービスをつけるのもいいでしょう。DMをもらえると、次回予約を利用できないお客様でもリピートしやすいです。注意は、割引しないこと。ネイルサロンは経済的余裕がある人が利用します。「割引目当てだと思われたくない」というお客様心理から、逆効果になりかねません。魅力的なサービスやイベントを添えるとリピートしてもらいやすくなります。